AGA治療薬

新しいAGA治療薬のザガーロの効果とは

ザガーロはイギリスの製薬メーカーが開発した、AGA治療薬の新薬です。

日本で販売が行われている薬の名称は、ザガーロカプセル0.1mgとザガーロカプセル0.5mgとなります。

配合されている有効成分はデュタステリドで、分類としては5αリダクターゼ阻害薬に該当します。

AGAの場合には、頭頂部や前頭部、生え際などから抜け毛が増えることが特徴です。
これらの頭皮の部分に男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)が影響して、抜け毛が増えることが解明されています。

DHT(ジヒドロテストステロン)が増える要因としては、テストステロンと還元酵素の5α-リダクターゼが結合するためです。
そのためにAGA治療を行うときの投薬治療としては、還元酵素の働きを抑制することが中心となります。

AGA治療薬として有名なプロペシアにも、還元酵素の働きを抑える成分としてフィナステリドが使用されています。

ザガーロに使用されているデュタステリドであれば、1型と2型の還元酵素に作用するために、フィナステリドよりも抜け毛を抑制する効果が高いと考えられています。

 

特徴

飲み方としては、他のAGA治療薬と同様に水などと一緒に飲みます。
飲む時間はいつでも良く、食事の影響で有効成分の効き目が弱くなることはありません。

稀ではあるものの、一定の割合で副作用を発症する可能性があります。
主な副作用としては、性欲減退や勃起不全などのEDの症状が現れることが多くなります。

薄毛が進行していたとしても、女性が服用することは認められておらず、妊娠している人は薬剤に触れることも避ける必要があります。

処方を受けるには、ザガーロの販売を行っている特定のAGAクリニックに行くことになります。
AGAを専門的に治療している病院であっても、販売していないところもありますので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

通常の皮膚科では、処方されないAGA治療薬となります。

 

経緯

2015年に厚生労働省の認可を受けた薬で、アボルブという名称で前立腺肥大症の治療薬としても使用されています。
海外で販売されるときにはアボダートと呼ばれており、世界中の85か国で処方が行われているために、高い知名度を誇っています。

 

ザガーロの効果

AGA治療薬の場合には、還元酵素の作用を阻害する働きを持っています。
還元酵素の働きを弱めることで、抜け毛の要因となるDHTの生成を減らせますので、脱毛の進行を食い止めることが可能となります。

同様のAGA治療の効果がある医薬品の成分として、フィナステリドが有名です。
フィナステリドの場合には、2型の5α-リダクターゼのみに作用します。

ザガーロに含まれているデュタステリドは、1型と2型の還元酵素の働きを抑えることができます。

すでにフィナステリド配合の医薬品であるプロペシアを服用して、思ったような薄毛の改善効果が認められないときには、ザガーロの服用に切り替えることがおすすめです。

 

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