ミノキシジルを使用すると体毛が濃くなるのか?
2019/01/15
AGA治療薬の中心的な存在としてミノキシジルとプロペシアがありますが、副作用の一種として多毛症になることが考えられます。
ミノキシジルなどは通常の育毛剤に使われている成分の範囲にとどまらず、医薬品としての効果が認められています。
一般的に薬には副作用を発症する可能性があり、ミノキシジルには毛が濃くなる作用が認められています。
体毛が濃くなる症状は可能性の1つであって、使用すれば必ず発症するというわけではありません。
薬を継続的に使用していても、個人差に応じてまったく影響が現れない人もいます。
毛が濃くなる理由
ミノキシジル成分はアメリカの大手製薬メーカーによって開発されたもので、従来は高血圧の治療薬として作られたものです。
作用としては血管を広げる効果があるために、血流を良くすることができます。
抜け毛や脱毛症になっているときには、頭皮に髪の毛を成長させるための十分な栄養が届いていないことがあります。
有効成分の作用で血流を改善することで、髪の毛の成長を左右する毛母細胞や毛乳頭細胞に栄養を届けることで発毛効果を向上できます。
ミノキシジル成分を使用した医薬品は、塗布タイプの育毛剤と内服タイプの飲み薬(タブレット)があります。
体毛の影響が現れる確率が高いとされている薬は、タブレットタイプと言われています。
育毛剤であれば頭皮の患部に塗布して使うために、部分的に作用を及ぼします。
従って、塗った場所だけに作用しますので、その他の部位の毛が濃くなるという影響は少ないと言えます。
一方で、タブレットタイプは経口薬で、飲むことで体内に成分を吸収します。
血液を通して全身の毛根に影響を与えますので、頭皮の発毛を改善するだけではなく、体の毛全体に影響が出る可能性があります。
個人輸入代行の通販サイトで販売しているタブレットタイプの薬では、2.5mgと5mg、10mgの3種類が選択できるようになっています。
含有量が多くなることに比例して副作用の発症率が高くなると言われていますので、10mgの服用をしたときが最も体毛が濃くなるケースが多くなります。
一番顕著に現れる部位としては、手の指や甲となるために、服用している最中に気付きやすいことが特徴です。
手の毛が多くなってきたと感じたときには、頭皮を改善することを優先するか、体毛のことを気にして服用を止めるかの判断が必要になります。
体の毛が増えたとしても脱毛や除毛をすれば問題ないですので、頭皮の改善を優先することも良い方法と言えます。
プロペシア服用による体毛への影響は?
薄毛の治療をしたい人が飲むことが多くなる医薬品には、プロペシアもあります。
プロペシアは厚生労働省の承認を受けていて、薄毛の要因となっている男性ホルモンを増やさなくできる薬です。
AGA(男性型脱毛症)による薄毛は、DHTと呼ばれる男性ホルモンが増えることが原因です。
DHTには髪の毛のヘアサイクルのうちの成長期を短くする働きがあることがわかっており、十分に成長する前に抜けてしまいます。
DHT量が増えてしまうことで、成長しない髪の毛の量が増加して脱毛が気になるようになります。
プロペシアにはDHT生成に関与している酵素の5α-リダクターゼの働きを抑える作用があり、継続的に飲むことでDHTの量を減らして、ヘアサイクルの成長期を通常に戻す効果を得ることができます。
厳密にはプロペシアを飲むことによる副作用には、体毛に影響を与えるものは確認されていません。
プロペシアは抜け毛を抑制する働きのある薬で、ミノキシジル成分の塗布剤や内服薬との併用が推奨されています。
病院を受診して薬の処方を受けるときには、2つの薬を同時に処方されることが多く、プロペシアを単独で使用している人は少ないと言えます。
従って、プロペシアを飲んで体の毛が濃くなったと感じている人は、同時に育毛剤も使っているために、ミノキシジルの副作用が現れた可能性が高いと考えられます。
体毛を増やさない方法
用量を減らす
タブレットタイプの内服薬を飲んでいる人であれば、成分の含有量が少ないものに切り替えて対策する方法がおすすめです。
5~10mgのものを飲んだ結果として頭髪以外の部分の毛が気になり始めたのであれば、2.5mgを購入することで対応が可能です。
また、すでに5~10mgのタブレットを購入している場合には、ピルカッターを使用して半分や4分の1に分割して飲むこともできます。
分割して服用すれば、医薬品の購入費用の節約にもつながるメリットがあります。
育毛剤に切り替える
内服薬の服用で強い体に影響が出たときには、育毛剤に切り替えることをおすすめします。
内服薬と比較したときに育毛剤のほうが効果が現れる部分が限定的となるために、副作用の発症率が低くなると言われています。
薬局やドラッグストアで入手できるミノキシジル成分配合の育毛剤は、リアップシリーズがあります。
リアップシリーズについては楽天市場などでも販売されていますので、通販でも購入が可能です。
■ リアップX5プラス
【第1類医薬品】【大正製薬】リアップ X5 プラス 60ml(抜け毛・フケ )【RCP】【02P05Nov16】
リアップを使用した経験があって、効果が実感できなかったときには、個人輸入代行の通販サイトから購入できるロゲインがおすすめです。
■ ロゲイン
エステやクリニックで脱毛をする
AGA治療薬の効果を実感できている人であれば、服用を止めてしまうのは勿体ないと言えます。
体毛が濃くなることを受け入れて、エステやクリニックに通うことで気になっている部位の脱毛施術を受ける対応策もあります。
近年では脱毛コースが用意されているメンズエステも増えていますので、毛の処理をしてもらうことで、頭髪を増やしながら体の毛を減らすことが可能です。
別の成分が使用されている育毛剤に変える
医薬品の有効成分に頼ることなく、副作用を気にせずに使える育毛剤に切り替える対策も有効です。
医薬品としての効果が認められていませんので、脱毛症の改善効果が低下してしまいますが、体への影響が気になる人にはチャップアップがおすすめです。
チャップアップであれば、頭皮環境に優しい成分が使用されていて、かゆみを抑えることや皮脂の分泌を減らす効果があります。
■ チャップアップ