ミノキシジル配合の育毛剤は女性も使うことができる?
2019/01/15
ミノキシジルは発毛効果が認められている成分名で、薬品の名称ではありません。
従来は高血圧の治療薬としてアメリカで開発されたもので、臨床試験の結果として発毛作用があることがわかったために、育毛剤の成分として配合されています。
頭頂部や生え際が後退していく特徴を持っている、AGA(男性型脱毛症)を改善するために使われることが多い成分ですが、女性用の育毛剤にも含まれていることが増えています。
女性も使用することができる?
血流が悪いことが要因の場合
ミノキシジル配合の育毛剤を使うことで、血管を拡張できますので薄毛を改善するための栄養を頭皮に届けやすくなります。
アメリカのFDAに加えて、日本でも承認を受けている有効成分で、発毛の効果が認められている育毛剤の成分はミノキシジルしかありません。
血流を良くすることで毛髪を成長させるための栄養を毛根に行き渡るようにして、発毛を促進します。
血流が悪くなっていることで薄毛を発症している場合には、性別に関係のない要因と言えますので、女の人もミノキシジル配合の育毛剤を使うことで改善効果が期待できます。
女性男性型脱毛症(FAGA)を発症している場合
女性も男性ホルモンを持っており、ホルモンの影響によって脱毛症を引き起こすことが考えられます。
男性ホルモンが要因となって頭頂部の脱毛が起きているものをFGAGと呼んでいて、ミノキシジルを使用することが良い対策となります。
自分自身の脱毛の要因が特定できていないときには、無料カウンセリングを行っている病院に行くことで、専門的な検査を受けて薄毛の原因を調べてもらうこともおすすめできます。
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女性用を必ず使うようにする
ミノキシジルが含まれている育毛剤は、性別ごとに分けられています。
一般的に男性用の育毛剤には有効成分が多めに含まれており、女性用は少ない配合量となっています。
含有量によって薄毛を治療する効果が高くなるというわけではありませんので、性別に合わせて適した種類のものを使うことが良い方法と言えます。
高濃度の成分が含まれているものを使うことで、頭髪だけではなく、体毛が濃くなってしまう可能性もあるので注意しましょう。
医薬品の種類としては育毛剤やタブレットタイプのものがあり、使用することで血流を改善できるために、頭頂部が薄くなってきている人は頭皮に塗布して血流を良くする効果があります。
頭皮に塗布する育毛剤とは異なり、直接内服するタブレットタイプのほうが強い効果があるとされています。
ただし、効き目が強い分、副作用の恐れも高くなりますし、男性向けの医薬品と言えます。
従って、女性の場合は、育毛剤タイプの医薬品を選択することをおすすめします。
薄毛の要因として男性ホルモンの影響を受けるFAGAがありますが、男性ホルモンが増えるときには女性ホルモンが減少しています。
更年期障害を発症すると、ホルモンの分泌が乱れて男性ホルモンが増えることがあり、FAGAを発症しやすくなります。
更年期による影響で脱毛が起きていると感じるときには、ミノキシジル配合の育毛剤を使って対策を行うことが有効です。
使用期間
即効性が期待できる医薬品ではありませんので、最低でも3~6か月間ほど根気強く継続的に使うことが推奨されています。
1回分の適用量はそれぞれの商品ごとに異なってきますので、使用する前に必ず確認するようにしてください。
おすすめの医薬品
女の人が使用することが可能な有効成分含有の育毛剤として、ロゲインやリアップリジェンヌがあります。
ロゲインは海外薬に該当するために、個人輸入の通販を利用して購入する形となります。
リアップリジェンヌの場合には、楽天市場から通販できるタイプの商品で、国内メーカーの大正製薬が製造しています。
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効果が現れない症状について
専門の育毛剤を使用したときに改善が期待できるのは、血流が悪いときや男性ホルモンの影響を受けているときです。
従って、それ以外の要因で薄毛になっているときには、効果が出ないことが考えられます。
円形脱毛症
もともとの体質として免疫機能が低下していることや、ストレスが溜まっていることで生じる症状に円形脱毛症があります。
精神的なケアを行ってストレスを軽減することや、免疫機能の改善を行う必要がありますので、育毛剤だけでは改善を目指すことができません。
頭を掻いてしまうことが原因の場合
脂漏性脱毛症やストレスが原因となって、頻繁に頭を掻いてしまうことで脱毛症になります。
要因となっているストレスを減らす対策を行うことや、皮脂の分泌を抑制する対応をする必要があり、AGA治療効果の有効成分の働きのみでは改善できないと考えられます。
妊娠中や授乳中の方
医薬品の成分であるミノキシジルは、妊娠している人や授乳中の人は使用が認められていません。
成分を服用することはもちろんのこと、塗布するだけでも皮膚から吸収されて母乳に移行することがわかっています。
そのために、胎児に影響が現れると考えられていますので、使用することは避けるようにしてください。
副作用を懸念している人
医薬品である以上は全く副作用がないということはなく、数%の確率で何らかの症状が現れる場合があります。
内服タイプのタブレットよりも育毛剤のほうが、塗布による使用になることから、部分的な吸収となるために副作用の発症率が低いとされています。
副作用が気になる場合には、ミノキシジル成分にこだわらない育毛剤を使用することをおすすめします。
■ ベルタ育毛剤