プロペシアの初期脱毛について
プロペシアを飲むAGA治療の方法を行ったときには、初期脱毛が起きます。
初期脱毛とは飲み薬による治療を開始してから、すぐに髪の毛が抜ける症状のことを言います。
薬を飲むことで脱毛が起きますので、マイナスのイメージを持ってしまうものですが、異常な症状ではないことを把握しておくことが大切です。
初期脱毛とは?
初期脱毛が現れやすい時期としては、プロペシアを服用してすぐの時期から1か月ほど経過したあたりです。
個人差によって初期脱毛は全く起きない人もいますが、平均的には1日あたりにつき100本ほど抜けることが多いです。
多くの人が薬を飲むことで初期脱毛が起きてしまうと心配になってしまいますが、薬の効果が現れてきていると感じる必要があります。
人間の髪の毛にはヘアサイクルがあり、成長期→退行期→休止期の順番で進みます。
AGAの場合には男性ホルモンであるDHTの影響で、このヘアサイクルが乱されて成長期が極端に短くなっています。
そのために本来であれば長期間にわたって髪の毛が育成する成長期が短くなり、十分に育つことができません。
髪の毛が細くなって、十分に成長しないうちに抜けてしまうことで、頭皮全体のボリュームが少なくなり、脱毛が目立ちます。
プロペシアを飲むことで、毛母細胞に活力を与えることができますし、有効成分のフィナステリドの作用によって、DHTの生成を止めることが可能になります。
薬の効果によって毛母細胞を活性化させたときには、毛根から新しい毛が生えてくるときに古い毛を押し出します。
これによって髪の毛が抜ける現象が起き、これが初期脱毛が起きるメカニズムです。
適切な対応とは
薬を飲み始めたときに発症する症状のメカニズムを理解して、精神的に落ち着くことが大切です。
古い髪の毛が抜けた後に新しい髪の毛が生えてきて、順調に育つことが期待できるので、初期脱毛は良い反応であると捉えたほうが良いでしょう。
薬を飲み始めてすぐに脱毛が起きると、精神的にストレスが溜まってしまう可能性がありますが、落ち着いて服用を継続するようにしましょう。
不安なときには病院へ
不安を感じているときには、AGA治療薬の処方を行っているクリニックに相談することができます。
近年では様々な地域でAGA治療が可能なクリニックが開設されており、無料カウンセリングを実施しているところもあります。
専門医による検査を受けることで、自分の頭皮の状況を正確に判断できるメリットがあります。
自分の発症している薄毛の原因が本当にAGAによるものなのか、別の理由によって脱毛症が起きているのか細かく調べることができます。
自分の納得できる形で治療を進めてもらえますので、個人に適切な治療法を見つけたい人は専門病院に行くことがおすすめです。